徳富蘆花旧宅の敷地内に、蘆花恒春園誕生の経緯について書かれた記念碑がある。

恒春園の記
蘆花 徳富健次郎 明治元年十月二十五日 熊本県水俣に生まれる
昭和四十二年蘆花生誕百年の日 東京都
京都同志社に学び 兄蘇峰の民友社にはいり
「トルストイ」「不如帰」「自然と人生」「思出の記」など
先駆的名篇を世におくり 文名大いにあがる
明治三十九年夏 聖地エルサレムをへて ロシヤにトルストイをたずね
帰国の翌年二月二十七日この所 千歳村粕谷の地にうつる
くわをにぎり種をまく生活を楽しみ
「みみずのたはこと」「新春」「富士」その他の著作に専念す
蘆花は自然と自由を愛するとともに
特異な人道主義の作家として 世人に忘れ得ぬふかい感銘をあたえた
昭和十一年九月十八日 蘆花の十周忌にあたり
愛子夫人は遺邸のすべてを東京市に公園として寄贈せられた
市は蘆花恒春園と名づけ文豪の生活をしのぶ記念のところとして
永久に保存することにした
施設名 | 蘆花恒春園(ろかこうしゅんえん) |
所在地 | 世田谷区粕谷一丁目 |
開園日 | 常時開園 ※サービスセンター及び恒春園区域は年末年始は休業 |
開園時間 | 9:00~16:30(恒春園区域) 徳冨蘆花旧宅および蘆花記念館は16:00まで |
アクセス | ・京王線「芦花公園」または「八幡山」下車 徒歩15分 ・京王線「千歳烏山」、小田急線「千歳船橋」間のバス(京王バス)で「芦花恒春園」下車 徒歩7分 |
駐車場 | あり(有料) |
問合せ | 蘆花恒春園サービスセンター 〒157-0063 世田谷区粕谷1-20-1 TEL 03-3302-5016 |
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