由木の小さな歴史の痕跡を探しておさんぽ

しみずことみ

こんにちは。東京都八王子市の由木地域を拠点に、「気まぐれ史跡写真」というサイトを運営しているしみずことみです。この場所では、地域の歴史や自然、人々の暮らしの中にある「今」と「かつて」を静かに記録し、伝えていくことを目指しています。

この活動は、研究者でも、専門家でもない、いわば一地域の住人である私自身が、「歩き、撮り、書き続ける」という日々の中で紡いできたものです。学術的な研究でも、きらびやかな写真ギャラリーでもありません。けれども、ここには、静かに積み重ねた記録と、日々の中で感じたままの風景や人の営みがあります。

地域の中で息づいてきた祈りや文化、自然のうつろい、変わりゆく街並み。そうしたものを、誰に頼まれるわけでもなく、けれど確かに「今、ここにあるもの」として、私は記録してきました。この記録が、未来の誰かにとって、少しでも何かを伝える手がかりになれば。あるいは、誰かがふと立ち止まり、懐かしさやあたたかさを感じるきっかけになれば。そんな思いで、私は今日も歩き、シャッターを切り、言葉を綴っています。

どうぞ、気まぐれに。
興味の向くままに、このサイトを訪れていただけたら嬉しいです。そして、ページの向こうに広がる由木の風景や、そこにある記憶を、あなたの感覚でそっと受け取っていただけたなら、これ以上の喜びはありません。


記録をはじめたきっかけ

幼い頃から、歴史や昔の風景に惹かれてきました。
「100年前、この場所はどんな景色だったのだろう」
「ここを歩いていた人たちは、どんな暮らしをしていたのだろう」
──そんな想像が、私にとってはとても身近で大切なものだったのです。
写真を撮るようになってからは、目の前の風景がどんどん変わっていくことに気づき、今のうちに残しておかなくては──という気持ちが強くなりました。
また、記録を続ける中で地域の方々と出会い、暮らしの記憶や想いを少しずつ伺う機会が増えていきました。
そうした出会いや声に支えられながら、私はこの活動を続けています。


大切にしていること

このサイトでは、次のような姿勢を大切にしています。

  • 歩いて知る ─ 風景や場所と対話するように、自分の足で歩くこと
  • 写真を残す ─ 記録と表現、両方の視点を持ってシャッターを切ること
  • 言葉にする ─ 出会いや感じたことを、文章として記していくこと
  • 今と過去をつなぐ ─ 変わりゆく風景と、そこに残る記憶を重ね合わせること
  • 人と出会う ─ 地域に生きる人々の声や思いを受け取ること
  • 中立と静けさ ─ 信仰や文化を、偏りなく、穏やかに伝えること
  • 自然を感じる ─ 季節や光のうつろいを記録に取り入れること
  • 未来を意識する ─ 誰かがこの記録を見る未来を思いながらやさしく残すこと
  • 続けることを楽しむ ─ 無理なく、気まぐれでもいいから続けていくこと

これからも

この記録は、学術的な研究というわけではありませんし、特別な写真ギャラリーでもありません。けれど、だからこそ「記録」と「感じたこと」をまっすぐに結びつけ、静かに紡いでいく場所にしたいと思っています。
地域の歴史や風景、暮らしの記憶は、きっと誰かにとって必要なものになるはずです。この記録が、未来の誰かの手にそっと渡ることを願いながら、私は今日もまた歩き、シャッターを切り、言葉を重ねていきます。
どうぞ、気まぐれに。
興味の向くままに、このサイトを訪れていただけたら嬉しいです。


略歴

1983年茨城県生まれ。プロラボやスタジオにて写真の技術を学び、2007年に独立。
WEBサイト・ SNS・書籍用写真を中心に活動。
2022年10月 書籍「プロカメラマンFILE 2023」(ボーンデジタル)掲載
2023年 8月 国際平和美術展出展(於 金沢21世紀美術館)
2023年10月 国際平和美術展出展(於 ベトナム国立美術博物館)
2023年10月 書籍「プロカメラマンFILE 2024」(ボーンデジタル)掲載
2024年 2月 「第29回 日本の美術」出展 (於 上野の森美術館)
2024年3月より 由木ぶら散歩の会 写真アドバイザー
2024年11月 佐藤 広 著 「続 八王子の民俗」 表紙写真担当


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