史跡ウェブマガジン

取材日記

[911]2度のニューヨーク訪問で感じたこと

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Shadow

アメリカ同時多発テロから20年。

当時高校生だった私は
事件の発生するちょうど8ヶ月前に
部活動の遠征でニューヨークを訪れていました。

ワールドトレードセンター(WTC)もバスの車窓から見学し
自由の女神のそばで撮影した写真には
今はもうないWTCのツインタワーが
しっかりと写っています。

そしてその7年後。
撮影の仕事で訪れたグラウンド・ゼロ。

そのそばにある教会には
WTCの鉄骨の柱が展示されていて
多くの人の祈りの気持ちが
そこにありました。

政治的なことや国際問題については
よく分かりません。
ただ、それぞれの立場や正義が
たくさんの悲しみを生み出しているのだ
ということは分かります。

とにかく誰も血を流すことなく
平和な生活を送れる世界が
一日も早く訪れてくれることを
心から願います。

■撮影■
しみずことみ
@atelier_mosso

■ロケーション
New York City
St.Paul’s Chapel
2008年6月撮影

■アメリカ同時多発テロ■
2001年9月11日の朝、イスラーム過激派テロ組織アルカイダによって行われた。
アメリカ合衆国に対する4回の協調テロ攻撃である。
9・11テロ事件とも呼ばれる。
一連の攻撃の結果として2,977人が死亡、25,000人以上が負傷し、少なくとも100億ドルのインフラ被害・物的損害に加えて、長期にわたる健康被害が発生した。
アメリカの歴史上、最も多くの消防士および法執行官が死亡した事件であり、殉職者はそれぞれ343人と72人であった。
また、この事件を契機としてアフガニスタン紛争が勃発した。
(Wikipediaより)

写真撮影の専門家による技術

なぜ新聞や雑誌には写真が掲載されているのか。なぜ、写真を撮ることを専門とする職業が存在するのか。
いまいちど考えてみてほしい。今や撮影するための機材であるカメラはデジタルカメラが当たりまえ。
機能も充実し、ボタンさえ押せばある程度の写真が撮れるようになっているというのが現実である。
しかし、実際には撮影の仕事というものが存在し、現在も安定して依頼のお話がある。
WebサイトやSNSによる宣伝方法が根付いている現代において、写真の質はイコールで店構えと同じ意味をなす。
違いは歴然。そこにある価値を感じてほしい。

生きた写真こそが、多くの情報を伝える役目を担う

令和の時代、新型コロナウィルス感染症による影響も大きく、より厳しい時代に突入している今、生き残るために必要なのは「生きた画像」であると考える。
画像とはすなわち「情報」。
1枚の画の中にどれだけのドラマやストーリー・温度・スピード・空気を詰め込むことができるのか。1枚の画像で心をつかめる人が選ばれ勝ち残る時代。
どこに力を注ぎ、経費をかけるのかと言われたら「画像」もその1つであることは間違いない。
画像1つで運命が変わる。そういう時代です。

写真家 しみずことみ

目の前にある情景を「そのまま」撮れるようになりたい。
世界を旅する写真家になりたい。
そう思って写真の道を志し、2007年よりカメラマン・写真家として活動してまいりました。
私の考える写真とは、すなわち「情報」です。
Webサイト、SNS、広告等、ビジネスの現場で人の心を動かす要素として、画像と映像は非常に重要です。
デジタルカメラの発達、スマートフォンの高機能化により、ご自身で撮影される方も多いかと思います。
「プロとそうでない人の撮る写真は何が違うか」と問われたとしたら、私の答えは「チカラ」です。
作品をご覧いただき、少しでも画像から「チカラ」を感じていただければ幸いです。
また、いつも支えてくださる皆様に、この場をお借りして心より感謝申し上げます。
今後も皆様のお役に立てるよう、誠実に仕事に取り組んでまいります。

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