由木の小さな歴史の痕跡を探しておさんぽ

動植物フィールドノート

セイヨウトチノキ(西洋栃の木/マロニエ) | 東京都八王子市上柚木

観察日2025年5月4日
場所東京都八王子市上柚木3丁目 遊歩道沿い
植物名セイヨウトチノキ(西洋栃の木/マロニエ)
学名Aesculus hippocastanum
分類ムクロジ科 トチノキ属/落葉高木

状況

鑓水諏訪神社へ向かう春の道中で見かけた大きな木。
これまで幾度となくその存在には気づいていたものの、花を意識して観察したのは今回が初めてだった。
光に透ける新緑の葉の間から、塔のように立ち上がった花序が目に飛び込んできた。

花の特徴

  • 葉は5〜7枚の小葉が手のひら状に広がる掌状複葉
  • 花は白〜淡い黄色が中心で、赤い模様が入り、長い雄しべが目立つ
  • 花は円錐状に上向きに咲く
  • 実は秋になると茶色く大きな実(トチの実)をつける

記録者の印象

存在は知っていたのに、今まで「花」という季節の表情を意識していなかったことに気づかされた。
普段通る場所でも、季節が変わることで新しい出会いが生まれるのだと改めて実感した。
この花を見つけた瞬間、道中の記憶にふわりとした彩りが加わったようだった。

写真・記録:しみずことみ

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