由木の小さな歴史の痕跡を探しておさんぽ

動植物フィールドノート

ハルジオン(春紫苑)| 東京都八王子市南大沢5丁目

概要

観察日2025年4月24日
場所東京都八王子市南大沢5丁目 遊歩道沿いの道端
植物名ハルジオン(春紫苑)
分類キク科ムカシヨモギ属/多年草

状況

駅に向かう道中、遊歩道脇の草むらに数株咲いていた。特別に整備された花壇ではなく、道ばたに自然に生えているような雰囲気。風に揺れるように、細い茎の先にふわりと咲いていた。

花の特徴

白〜やや淡いピンクがかった花弁は細く、糸のように繊細。中央の黄色い花芯がよく目立つ。花はマーガレットやヒナギクに似ているが、より華奢な印象。茎は中空(ストロー状)で、葉は細長く茎を抱くように付いている。

記録者の印象

子どもの頃に「貧乏草(ビンボウグサ)」と言って、友だちと鬼ごっこの際には触ると負け判定という形で身近な花だった。今まで仕事や出産育児で道端の草花に目を向けるのも忘れていたが、ふと懐かしさに引かれてカメラを向けた。
「なんとなく覚えている草花」に出会えると、今と昔がつながる気がする。道端に咲く花にも、自分だけの思い出が重なっているのだと改めて感じた。

写真・記録:しみずことみ

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